皮膚は○○の鏡 

こんにちは(^^♪

『皮膚は内臓の鏡』という言葉があるのですが、

生活、思考の鏡でもある、ということを感じることが続きました。

 西洋医学的には病気は治すもの、取り除くもの、

というようなものととらえられます。

 健康 VS 病気

という感じですね。

病気といえば数値や眼で見えるもの、ということになります。

 

東洋医学的には

多すぎず、少なすぎず、そしてバランスのとれている状態

が良い状態です。

 病気として数値的に問題になっていなくても、

その人の中で上手くバランスが取れていなかったりすれば

不調を来すことはある訳です。

 そしてそういう視点からみると

なんらかの不調というのは、体からのサインであって、

そこから生活や思考を見直すきっかけにもなる、ととらえられるんですよね。

そうして不調を乗り越えられると、その方本来持っていた輝きが増していく。

どちらが良いというより、西洋・東洋両方の視点を持っていることが大切だと思います。

 そのバランスというのが、前回お伝えした『気』含めた気血水という考え方。

ざっくり説明すると、

血は血液や血液中に含まれるもの。

水は体内の水分。そして気は血と水を動かすためのエネルギーです。

 

漢方用語ってとっつきにくいとよくいわれます(・・;)

 

確かになじみにくいかな。

でも実は誰でもこの気血水の関係って体感することがあると思います。


例えば、

片付け得意ですか?私、とっても苦手だったんです。

 

片付けに限らず、

やりたいことができるようになるには

①やろうという気持ち

②やり方を知る

③時間

④お金

が必要ですよね。

私は①のところの思考のブロックが大きかった。

それがあると③や④の使い方も変わってくるんです。

 

実は気血水の関係ってこれに近いのでは?と思うんです。

 

気は①のやろうという気持ち

血は④のお金

水は③の時間

と近いものといえます。

①が足りなくても、(気虚)うまくまわっていなくても(気滞や気逆)

④が足りなくても(血虚)、あっても滞っていてたら(お血)

③が偏っていても(水毒)具合が悪い。

というイメージ。

 

医師がすることは、

②:やり方を伝えたり、この①③④のバランスを整えるような処方をすること。

不調がずっと続いたり、バランスを大きく崩すようなことがおこると、

①と③と④、どこも不具合がでてくることがあります。

(片付けも長年たまると①③④どこからアプローチすればよいか分からなくなりますよね・・・(-_-;)・・)

その人のもつ自然治癒力だけではうまく回復できないと、

②が必要になる。

どこに手を入れたらよいのか、大事ですよね~。

お金が足りないのも、時間が足りないのも、実は気持ちからきているということもあるので、その場合、いくらお金だけ足しても、時間の使い方を訓練しようとしてもまわりません。

逆に、お金があってもとどこおっていては、気持ちも時間もうまくまわせるようにはなりません。

処方を考えるとき、どこが本質的な問題に近いのかと考えることが大切になってきます。

 

皮膚は○○の鏡。○○には内臓、思考、生活・・・どれも当てはまりますが

皮膚をよくすることでも○○が変わっていくということもあります。

これについては最近西洋医学的にもいろいろと解明されつつあります。

なのでアプローチの仕方は、本当にいろいろあるのです。

 

その話はまた改めてしますね。

 

漢方って、とっつきにくい、分かりにくいと思われるのですが、

実は私たちの生活にも通ずるところがあるんです(^^♪

暮らしに少しずつ取り入れてもらえるようなことお伝えしていきたいと思います。

よろしくお願いします。