こんにちは♪
季節が進んでいますね。
先日の勉強会では、ワークをしながら真剣に!楽しく!勉強してきました。
ただ聴くだけではなく、二人一組になったワークでは、
緊張したのか?ワーク終了時には手にも汗かいていました( ^ω^)・・・
皆さんは汗の対策など何かされていますか?
なかなか人前で話しづらい悩みだったりすると思います。
汗の量
汗のにおい
汗の色
汗によるかゆみ
など・・・いろんな相談を受けることがあります。
今日は汗の量が多い、多汗症について。
皮膚科学会でもガイドラインが作成されました。
ネットで見れるのですが、ボリュームもあるのと
ちょっとハードルが高いかな、と思うので、
役立ちそうなエッセンスを書いてみますね。
多汗症についてコンパクトにまとめてあったサイトもあったので
下記にシェアさせてもらいます。
こちらは製薬会社さんのサイトから。
実際の患者さんのインタビューもあり、
私も患者さんがどんなことに困って、どのように対処してきたのか、
とても良くわかり、全て聴かせてもらいました。
汗をかく機序は
手足
脇
顔や頭
全身
と場所によって特徴があります。
手足の発汗は、動物にとっての肉球での汗と同じような役割があります🐈
緊張したとき、手に汗握る、というのはあるかと思いますが、
動物の場合、それがすべり止めになったりする訳です。
また寝ている間には手足には汗をかかないことから、
他の部位とは違う機序で汗をかいている、と考えられています。
手足の多汗に気付くのは比較的早いことが多く、
小学生の頃から気付くことが多いとされています。
顔や頭は、熱に弱い脳を守るために汗をかく、という目的があります。
なので、全身ではまだ汗がでないような温度でも頭だけ汗をかく、ということがあります。辛い物を食べても汗をかく場所でもあります。
多汗に気づくのは成人前後とされています。
脇の汗は、緊張でもかきますし、体温が上がった時に、全身よりも早くかきます。
また腕でふさがれる部分なので少量でも汗を感じやすい場所でもあります。
多汗をに気づくのは思春期ころからということが多いとされています。
このように汗にはそれぞれ、場所によってかく意味合いが違うことがあります。
そして多汗については、ご本人がどれだけ困っているかということが
大切なポイントになっています。
☆治療☆
手足の多汗症は
①機械を使ったイオントフォレーシス(保険)
②塩化アルミニウム(保険外)
から治療を始めます。
①は機械があるところ、
②はクリニックまたは薬局で作っているところ、でできます。
脇の多汗症は
①抗コリン薬の塗り薬(保険)1日1回。
②塩化アルミニウム(保険外)
から治療を始めます。
①は緑内障や前立腺肥大など、もともとの病気がないかなどを含めた確認事項があります。
①や②で効果不十分な時には、
③ボツリヌス毒素を注射する方法(保険)もあります。
個人差ありますが効果は半年くらい。
講習を受けている医師ができます。注射の痛みは冷やすことで和らげて行われます。
副作用については
塗るものについてはかぶれのリスクがあるのと
抗コリン作用のある塗り薬は排尿障害、瞳孔がひらく、
などの副作用の報告もありますので、
使用して何か気になることがあったらお伝えくださいね😌
私が診療を担当しているクリニックでは
塗り薬の治療
中心ですが
ボツリヌス毒素の注射
をする場合もあります。
クリニックによって、もっている機械や資格などで変わることもありますので
気になる治療がありましたらお問い合わせしてみてくださいね。