こんにちは!
だいぶ日差しが強くなってきましたね。
黄砂のすごかった日あたりから、顔や首の皮膚炎の方がとても増えている印象です。
強い日差しになれていない、それまで覆われていた腕などがこの時期荒れる方も。
今回は、日差しが思わぬ皮膚炎を起こすことがあることを書きますね。
それは
鎮痛薬(湿布薬)
です。
鎮痛作用のある成分の一つに
ケトプロフェン
というものがあります。
鎮痛作用は結構あって、気に入って使われていたとのことでしたが
ある時、
湿布を貼ったとことろに日差しを浴びたら
かゆくなったといって受診されました。
湿布薬をはがしてしばらくしてから(4週間程度)日に当たった場合でも
症状がでることがあるため、注意が必要です。
また皮膚から吸収されて薬が体を通るため、
重症の場合、湿布をはっていなかったところも日に当たることで赤くかゆくなることがあります。
ケトプロフェン以外でも同様の症状が出現したという厚生労働省の報告もありますし、内服薬などでも気を付ける必要があるものもあります。
日差しが強くなる季節、
日焼け止め(紫外線吸収債不使用、ノンケミカル)はしておいた方がよい、
ということはもちろんですが、
何かあれば早めに受診をしてみてください。
久光製薬さん↓
https://www.hisamitsu.co.jp/medical/data/hisamitsu-anzentokusyuu.pdf
分かりやすい説明が国立病院機構のDI室よりありました↓
https://higashinagoya.hosp.go.jp/files/000162632.pdf
厚生労働省の資料↓
https://www.mhlw.go.jp/www1/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/276-1.pdf